第3話:普通の女の子”あこちゃん”がデリヘルでナンバーワンになれたワケ

再指名が全然ない。。。

風俗の仕事を始めてから3ヶ月ほど経った頃、少しずつ接客にも慣れて周りを冷静に見ることが出来るようになってきた。

そのとき、私はふとあることに気がついたの。

ズバリ、新規のお客様からの再指名がほとんどない事に。。。

私は、サービスはもちろん会話の一言一言にまで細心の注意を払って、お客様に全力で尽くしてきた。

会話は弾んで明るい雰囲気のままサービスは進行し、お客様も満足してくれているように見えていた。

別れ際に「またご指名くださいね」と一言添えると、お客様は「絶対また指名するよ」と言ってくれて、これは私の自信につながった。

でも、でも、でも、そんな状況は嬉しい反面、給料が一向に増えてこなくて。。。<

なんでだろう?とよくよく考えてみると、

私は新規のお客様から再指名を受けていないことに初めて気がついた。。。!!!

え?こんなに頑張っているのに、一体何がダメだったんだろう?

一人ひとりのお客様の様子や言葉を思い出して考えてみたものの、答えを見つけることができまず。

それでもあきらめるわけにはいかず、何日も何日も考えた。

頭が痛くなるほど考えた結果、私の数少ない固定客にそれとなく聞いてみることにしたんです。

慎重に言葉を選びながら話を聞いていく中で、私が考えもしなかった答えが浮かび上がってきた。

それは「デリヘルなんて利用して、俺は一体何をしているのだろう…。」と言う、自己嫌悪に陥ると言うものでした。

そうなんだ。お客様は、そんなことを考えてしまっているんだ。。。

この意見を知った瞬間、私の視界がぱっと開けた気がしました。

そして、“自己嫌悪を感じさせないためにはどうすればいいのか“私は頭をひねって、また考えました。

お金を払ってまで女性からサービスを受けると言う行為が、後ろめたいからそんな風に考えちゃうんだ。

それなら、この後ろめたさを消してしまうようなサービスをすればいいんじゃないの???

 

 

そして、私はそれから、お客様と別れる際には「次回もぜひご指名ください」ではなく

「今日は楽しい時間をありがとうございました。明日からもまたお互い笑顔で頑張りましょうね〜♪」と言葉をかけるようにしました。

すると、サービス内容は以前と変わっていないのに、みるみる再指名が増えたのです。

たったこれだけで。

言葉って本当に不思議なものだな〜。

希望のある言葉を、その時に本当に思っていなくても、頑張って口に出すと良い作用が生まれるんだと言うことかな〜。

これは自分だけではなく周りの人たちにも良い方向に働き、巡り巡ってまた自分に返ってくる。

少し無理をしてでも“希望のある言葉“を口にしたら良いのかなと、学んだ瞬間でした。

 

 

もう一つ実行したのは、メモを取ること

お客様の容姿、サービス時の反応、会話の内容などを全て覚えておいて、接客終了後すぐにメモに起こすことにしました。

今はスマホでパパッとメモれて便利だしね♪

それをもとに、次に指名されたときに生かすのです。

行き当たりばったりで会話やサービスをするよりも、落ち着いてスムーズに対応することができて良かったよ。

また「ちゃんとお客様のことを覚えていますよ」と言うことのアピールにもなって、好感を持ってもらえて次の使命につながっていると思います。

あなたもいろんな失敗をしながらも、常にお客様のことを1番に考えて取り組んでいけば、

必ずその真剣さは相手に伝わり、きっとリピーターとなってくれるはずだから…。

一緒に頑張ろう〜!

To be continued…