風俗嬢として必須!マジメに”性病の知識”

こんにちは。

今回は、風俗嬢をしている方にとっても大切な知識。性病について、お伝えしていきます。

「当たり前に知ってるんだけど。。。?」と思っていても、意外に間違った知識を持っている人は多いもの。

あなたの将来の妊娠に関わることもあるんです。

サラッとでも一度目を通して、再確認してみてくださいね。

 

性感染症とは?

性感染症とは「性行為で感染する病気(性感染症)」のこと。

英語では、

STD(Sexually Transmitted Diseases)

STI(Sexually Transmitted Infections)と 呼ばれています。

 

STDは一度の性行為でも、相手がSTDに感染していれば、あなたも感染する可能性があります。

感染する原因は、人の体液(膣分泌液、精液、血液など)に含まれているので、

性行為によって、人の粘膜(膣、陰茎、肛門、尿道)から感染していきます。

つまり、性行為ではない通常の日常生活では感染しないとされています。

そして、「感染する」ものなので、自然に発生することはありません。

 

STDの恐いところは、感染しても症状が無いことが多く、症状があったとしても、その症状が軽くて気がつかなところです。

風俗のお仕事をしているあなたなら、会社から性感染症のチェックを定期的に提出するよう言われている方も多いと思います。

もし、会社から言われていなくても、結局は、女性であるあなたがいちばん辛い思いをしてしまうことになるので

定期的な性感染症のチェックをオススメします。

 

理由の一つは、

性感染症の中には、将来の妊娠を妨げてしまう症状を起こすものもあるからです!!!

 

意外に、ここまでは考えていない方が多いかも。

お客さんに移してしまうこともイヤやけど、

女性のあなたが将来困らないように、素敵なパートナーができて、いざ妊娠したいのに出来ない体になっていないように、

風俗のお仕事を後悔しないように、普段から性感染症について気にしておきましょう♪

 

どうやって感染するの?

性交渉によって、病原体を含む凸分泌液や精液、血液などが皮膚や粘膜などに触れることで感染します。

つまり、セックス(膣性交)、オーラルセックス(口腔性交)そしてアナルセックス(肛門性交)で感染します。

握手をする、同じお風呂に入るなどでは、感染しません。

 

 

性感染症(STD)の検査方法

性感染症の検査は、オリモノ検査か、採血で分かります。

婦人科で簡単に検査できます。

 

 

主な性感染症(STD)

性感染症の種類は多くありますが、その中でも、近ごろ感染が多い感染症をご紹介しておきます。

性器クラミジア感染症

性感染症の中で、もっとも多い感染症のひとつです。

症状は出ないことも多く、性交渉やオーラルセックスで感染するので、知らない間に感染している可能性や感染させている可能性があります。そして、感染したままにしておくと、将来の妊娠の妨げにもなることがありますので、最低でも年に1回はオリモノの検査をしておきましょう。

感染経路:性交渉、オーラルセックスによる粘膜感染
潜伏期間:1〜3週間
症状:【女性】軽い腹痛、オリモノに血液が混じる、オリモノが増える など
感染したまま放っておくと:子宮頸管炎、子宮内膜炎、そして卵管炎、骨盤腹膜炎などに移行し、不妊の原因となる可能性がある。【男性】排尿時の軽い痛み、尿道がむずがゆくなる、尿道から膿が出る、陰嚢が腫れる など
治療、治療期間:抗生剤を内服後2〜3週間

性交渉をした男性が検査をした場合、尿検査で検査をすることが多いですが、ほとんどの方はクラミジアに感染していますが、尿検査では陰性に出ることが多いです。もし、男性側の検査が陰性であっても男性にも抗生剤を飲んでもらっておきましょう。そうすることで、ピンポン感染(移し合い)を防ぐことができます。

クラミジア感染に関しては、症状がないことが多く、さらに放っておいた場合、卵管炎にて卵管が詰まってしまうなどの不妊の原因を作ってしまい、最終的には女性側が悲しい思いをすることに。。。

将来、そんな後悔をしないように定期的な検査を受けて、感染していた場合はその都度きちんと治療をすることをオススメしています。

 

梅毒

近ごろ、梅毒の感染が増えています。粘膜や皮膚からトレポネーマと呼ばれる感染源が入ってくることにより感染します。

治療をせずに放っておくと、忘れたころの数年から数十年後に、血管の病気や神経の病気になり、命に関わることもあるので、早めに治療することをおすすめします。

感染経路:性交渉の時の粘膜や皮膚の小さな傷から感染
潜伏期間:3週間〜3か月
症状:Ⅰ期 感染した場所(性器、肛門、口など)に触っても痛くない固いシコリができる。Ⅱ期 手足を含む全身に赤い発疹ができる(バラの花に似ていることから、バラ疹と呼ばれる)
無治療でも症状は数週間〜数ヶ月でなくなるが、病原菌は体内に残っているので、また症状を繰り返す。
治療、治療期間
:抗生剤の点滴、内服にて治療。数週間〜数ヶ月

 

淋菌

淋菌も、性感染症の中で多い感染症の一つ。性感染症による粘膜感染により感染するが、それ以外でも感染はほとんど無いとされています。

感染経路:性交渉、オーラルセックスによる粘膜感染
潜伏期間:数日〜1週間
症状:【女性女性の症状は軽く、ほとんどない人が多い。軽い腹痛、オリモノに血液が混じる、オリモノが増える など
感染したまま放っておくと:クラミジアに感染した場合と同じように、卵管炎、子宮内膜炎など、不妊の原因となる可能性がある。男性排尿時の軽い痛み、尿道がむずがゆくなる、尿道から膿が出る など
治療、治療期間
:抗生剤を内服後、Ⅰ〜2週間

 

膣トリコモナス

性感染症(STD)の中でも、ポピュラーな感染症のひとつ。膣トリコモナス原虫がアレルギー症状を引き起こし、強いかゆみや悪臭のするオリモノとして症状が出ます。

感染経路:性交渉による接触感染、タオル、下着、便器や浴槽からの感染
潜伏期間:10日前後
症状:【女性女性の方が症状が強く、強いかゆみ、泡状の悪臭がする黄緑色のオリモノ など
男性女性に比べて症状は軽い。尿道がむずがゆくなる、前立腺炎 など
治療、治療期間
:抗生剤(抗原虫薬を内服)後、2〜3週間

 

HPV(ヒト パピローマ ウィルス)

性交渉により感染します。HPVの型が100種類以上もあり、ほとんどのものは免疫力によって消滅しますが、一部のウィルスによって子宮頸がんや尖圭コンジローマを発症する原因となります。

感染経路:性交渉やオーラルセックスによる接触感染
潜伏期間:数ヶ月〜数年
症状:感染しても症状はなく、子宮頸がんや尖圭コンジローマの症状としてあらわれます。
治療、治療期間
:HPVに対する治療薬はなく、予防接種のみ

風俗のお仕事をしている方は特に、年にⅠ度の子宮頸がんの細胞診検査をおすすめします。

 

尖圭コンジローマ

HPVの低リスク型のウィルスである「6型」、「11型」の感染が持続することにより、性器にカリフラワーのような先がとがったイボを作ります。

感染経路:性交渉やオーラルセックスによる接触感染
潜伏期間:数ヶ月〜数年
症状:感染しても症状はなく、子宮頸がんや尖圭コンジローマの症状としてあらわれます。
治療、治療期間
:塗り薬、液体窒素凍結療法など 数ヶ月〜数年。予防接種もあり

この症状が出た方は、子宮頸がんのリスクも高い可能性があります。
年にⅠ度の、子宮頸がんの細胞診検査がおすすめです。

 

性器ヘルペス

ヘルペスウィルスに感染すると、性器に小さいブツブツや水泡ができ、触ったりこすれたりすると痛い、水がしみるなどの症状が出ます。もともと口唇ヘルペスなどになっている方は、比較的症状は軽いですが、初感染の場合は症状が強く出ます。

感染経路:性交渉やオーラルセックス、キスなどによる接触感染、産まれる時に親から感染
潜伏期間:2日〜10日
症状:性器周辺の小さいブツブツ、水泡、足の付け根のリンパ節が腫れる、発熱、尿や水がしみる など
治療、治療期間
:抗生剤の内服にて1週間〜数週間。内服をしなくても症状がおさまることも多いですが、ウィルスは完全に排除できないので、再発をくりかえすことが多いです。

 

HIV、AIDS(エイズ)

HIV(人免疫不全症ウィルス)に感染すると、長い年月をかけて体内で増殖し、最終的には免疫力がなくなってしまうことで弱い菌やウィルスに対しても感染してしまい、命にも関わります。

感染経路:性交渉、母子感染、血液感染
潜伏期間:数週間
症状:感染初期の症状として風邪症状(熱、筋肉痛、喉の痛み など)が出ますが、その後数十年症状がない時期が続きます(無症候期)その後、突然エイズを発症し、免疫力が弱るために普段かからないような弱い菌やウィルスに感染し、入院治療が必要になることが多いです。
治療、治療期間:
HIVウィルスを排除できる薬はありません。抗HIVウィルスによって増殖を抑ます。

 

そして、性感染症とは言われませんが、性交渉や血液感染で、B型、C型肝炎という感染症にもなる可能性があります。

 

まとめ

性感染症(STD)は、予防と早期発見を行うことで、大事に至らずに済みます。

予防に一番良い方法は、やはりコンドームの使用ですね。

そして、風俗のお仕事を楽しく続けるために、定期検診や、予防接種などを考えてみても良いと思いますので、

会社から検診を言われていなくても、自分で検診に行ってみましょう♪

自分で検査ができる簡単なキットもあるのですが、どうしても自分でやるとなると正確に検査ができていないことがあります。

きちんと病院やクリニックで検査してもらう方が、オススメです。

 

「え〜。めんどくさいっ!」と、思っちゃいますよね。

病院に通うのは、一手間かかるのでめんどくさいとは思いますが、

ちょっと気をつけるだけで、安心して、そして自信を持ってお仕事ができると思います。

化粧水や美容液で、将来の自分のためにお肌ケアをすることと同じように

将来のあなたが困らないためにも、体をケアしてあげましょう!